バックドア
定義
バックドアとは正規の認証プロセスを迂回してシステムに不正アクセスできる隠し経路です。攻撃者が初期侵入後に設置して永続的なアクセスを確保する目的で使われるほか、開発者がデバッグや緊急対応のために組み込んだものが外部に公開されてしまうケース(意図せざるバックドア)もあります。サプライチェーン攻撃の文脈では、XZ Utils(2024年にOpenSSHへの侵入を狙い2年かけてオープンソースプロジェクトに仕込まれたバックドア)のように、信頼されたソフトウェアに悪意のあるコードを組み込む手口が増えています。バックドアは正規サービスのポート(80・443など)を使ったり、DNS・HTTPSなど正規プロトコルの通信に隠したりして検知を回避します。定期的な外部通信の監査・EDR/SIEMによる異常接続の検知・ソフトウェアの完全性検証(SBOMとコード署名の確認)が対策の柱です。
関連用語
同じカテゴリの用語(攻撃手法)
国家支援組織や高度な技術を持つ攻撃グループによる長期・潜伏型の標的型攻撃。数ヶ月〜数年かけて侵入・維持・情報収集を行う。…
認証済みユーザーに悪意のあるサイトを訪問させ、意図しないリクエストをターゲットサイトに送信させる攻撃。CSRFトークンと…
多数のホスト(ボットネット)から同時に大量のトラフィックを送り、標的サービスをダウンさせる攻撃。ボリューム型・プロトコル…
DNSリゾルバのキャッシュに偽の名前解決情報を注入し、正規ドメインへのアクセスを攻撃者が制御するサーバーに誘導する攻撃。…
攻撃者が通信キャリアのサポートに被害者を騙って電話番号を自分のSIMカードに移管させる攻撃。SMS認証(2FA)を乗っ取…
WebアプリケーションのSQLクエリに悪意のある入力を注入し、DBを不正操作する攻撃。プリペアドステートメントで根本的に…