用語比較
EDRとアンチウイルスの違い
アンチウイルスは既知脅威の防止に寄り、EDRは端末上の挙動記録、検知、調査、封じ込めまでを支援する。
- 難易度
- 初級
- 想定読者
- 情シス・SOC志望・導入検討者
- 所要時間
- 約8分
アンチウイルスとは
主に既知のマルウェアや不審ファイルを検知・隔離するエンドポイント保護。
EDRとは
Endpoint Detection and Responseの略。端末の挙動を継続記録し、検知後の調査や封じ込めまで支援する。
違いの比較表
| 比較軸 | アンチウイルス | EDR |
|---|---|---|
| 主目的 | 感染予防と既知マルウェア検知 | 侵害の検知、調査、封じ込め |
| 見る対象 | ファイル、シグネチャ、簡易挙動 | プロセス、通信、レジストリ、ユーザー操作、攻撃チェーン |
| 運用 | 比較的自動運用しやすい | アラート調査、チューニング、対応判断が必要 |
| 得意な場面 | 既知マルウェアのブロック | 侵害後の横展開や不審挙動の追跡 |
使い分け
- 小規模環境ではアンチウイルスを基本防御として必ず維持する
- 標的型攻撃やランサムウェアの初動検知を重視する組織ではEDRを検討する
- EDR導入時は、誰がアラートを見るか、隔離判断を誰が行うかを決める
よくある誤解
- EDRを入れればアンチウイルスが不要になる、とは限らない
- EDRは導入だけで効果が出る製品ではなく、運用設計が必要
- アンチウイルスは古い対策というより、今も基礎防御の一部